創造と概念 | ログハウス・自然素材の木の家ならD.WOOD(ディー・ウッド)へ。兵庫・大阪・京都

創造と概念Creative & Concept

家つくり=空間つくり

ログハウスのことを特殊な家とお考えの方は多いと思います。しかし、私どもディー・ウッドでは、ログハウスは日本人に馴染み深い木造建築の1つに過ぎないと考えています。北欧北米が発生とされるログハウスを、日本伝統技術で改良を重ね、日本の風土に合った日本人好みの空間つくりへと、独自の進化を続けています。

日本の地に馴染むmade in Nippon木の家・ログハウス

日本の国土の約1/3は森林

先進国の中で、日本はフィンランドに次ぎ2番目に森林が多い国なのをご存知でしょうか。これは如何に日本人が森林を大切にしてきたか。自然と共存してきたかが窺える大きな要素だと思います。また、日本国の森林資源価値は70兆円とも言われており、表面侵食防止、水質浄化、二酸化酸素吸収などの役割を果たしています。しかし、残念なことに現在日本で使用される木材の約70%が輸入材であり、国内自給率は1995年94.5%から減少し続け、2000年には18.2%、その後徐々に持ち直し2014年には31.2%まで回復しましたが、その用途は燃料としての需要回復が主であり、製材としての需要すなわち住宅などに使われる用途は減り続けています。(2015年時点)

木が育つには少なくとも40年

木を木材として使用できるまでに育てるには、苗木つくり、地こしらえ、植林、下刈り、つる切り、枝打ち、間伐、そして玉切り、搬出運搬と人力による工程が必要です。それらに要する期間は少なくとも40年であり、無節の大きな木を育て、良材を得るためには約100年かかります。

すなわち木を育てるというのは、後世代へ豊かな暮らしを支える大切な活動なのです。

木の家・ログハウスと自然保護の関係

木造住宅を建てることは自然破壊に繋がる。

中でも木材のみでつくられるログハウスは、自然破壊の主たる象徴のようにお考えの方がおられるようです。しかし、木を使うことは木を育てることに繋がり、山を育てることなのです。

確かに森林伐採を世界的規模で見ると、熱帯諸国の違法伐採や深刻な干ばつなどにより、地球上の森林は減り続けています。その反面、ログハウス発祥地であるフィンランドやカナダでは、環境に責任を持った森林管理が行われているため、生産と伐採とのバランスを常に安定させています。では日本はというと、生産量は過去10年で約40%減少。これは放置された森林が多く存在することを意味しており、山が荒れ果てていることを意味します。

「放置より活用」

木を贅沢に使用する木の家・ログハウスを建てるということは、木を育て、山の健康を管理する大切な役割を果たしているということなのです。

木の家・ログハウスの耐久性

日本における木造住宅の法定耐久年数は20年~25年となっています。しかし、法隆寺の創建は607年。民家では兵庫県神戸市北区の箱木家住宅が806年に建てられていることから、維持管理を怠らなければ、優に100年以上使用できるということになります。また、こういった特別の建築物でなくとも、築100年以上、江戸時代に建てられたのであろう木造住宅は、皆さまもご存じのように国内に多く見かけられます。

では丸太組み工法のログハウスはというと、759年には建立した校倉つくりの正倉院が、木材をヨコに積上げた工法であることから世界最古のログハウスと言われています。また、皆さまがご存じの現代風ログハウスについては、日本における丸太組み工法の告示が1986年に制定され、それを期に建てられたログハウスが、今も現役で使用されているほか、発祥地フィンランドでは築200年以上のログハウスが多く存在するとのことです。

次に、木の家・ログハウスは、他の建物に比べて保守メンテナンスに費用が掛かるといった認識の方がおられます。これは、柱や外壁が木材であることから、数年に1回は塗装しなければならない、放置すれば腐食するといった認識があるからかと思います。確かに、立地条件や建物の形状により、部分的にも風通りが悪く日もあたらないなどの場所があると、雨に濡れた状態が続き、腐食しやすくなります。しかし、設計段階でそれらを考慮し、そういった場所をつくらない、またそういった箇所は雨から保護をする工夫をこなせば、腐食を防止することはできます。

別の問題としては、美観維持の問題があり、新築時の美しさを維持し続けようと思えば、塗装が落ちる前に重ね塗りを続ける必要があります。ただし、黒やグレーかかった古い日本家屋のように、木材の経年変化を気にしないというのであれば、塗装しなくても良いのです。従って、数年に1度塗装しなければ、木の家・ログハウスが朽ち果てるというのは、間違った理解であるとディー・ウッドとしてはお伝えしておきます。

最後に、誰もが快適で、大満足いただける住まいとは何か。それは安心安全に暮らせる住まいであり、気持ちよく過ごせる空間つくりではないかと思います。そんな住まいを、自然からの贈り物として、皆さまにお届けしたい。同時それは、地球上のすべてのいきものに不可欠な自然を守ることに繋がり、後世にかけがえのない森林資源を繋げる意義あることではないかと、ディー・ウッドは創業以来考え続けています。

ディー・ウッドでは、自然とのお付き合いとして、
植林の育成や野菜つくりを行っています。